今週のお供
2009年 05月 28日
*帚木蓬生/著「聖灰の暗号」
ハハキギ・ホウセイさん。
大好きな作家です。
内容もさる事ながら、物語中に出てくるフランスの地方色
溢れる描写に夢中になります。
ピレネー方面...行きたい!
読みがいありすぎて、本日電車に傘を置いてきてしまいました(泣)
しかし「ダ・ヴィンチコード」もそうだけれど、
フィクションだとしても実際に悲しい歴史はあったわけで、
こういうのを読んでいると宗教ってなんだろう?と思ってしまう。
音楽とキリスト教は切っても切れない関係だとしても・・・。
神道、仏教、ヒンズー教にイスラム教、キリスト教etc。
皆根底は一緒で教えは素晴らしいと思うのに、間に入る
「人」次第でどんどん状況が変わってしまう・・・。
旅ではキリスト教徒を信じる国、
イスラム教を信じる国、
ヒンズー教を信じる国は未だ行った事はないけれど
信じている友人はいる。
一人一人はとても良い人。
色々考えてしまう本でもありました。
でも、エンターティメント性も強いし、
ロマンスも、友情もありますよ♪
*青柳いづみこ/著「音楽と文学の対位法」
こちらは6人の作曲家を取り上げた文化史エッセイ。
明日には読み終わっていづみこさんの新刊
「指先から感じる ドビュッシー 」を読みたい。