こう来たか...
2009年 06月 19日
よしもとばなな著「彼女について」を読んで最後に出た言葉。
はじめに読んでいるうちは確かにばなな色はあるのだけれど、
すこし存在感が薄いな、と思いながらも読み進んで行くうちに
ぼやぼやしていた疑問が
「そういうことね」
となり、ラストの数ページで
「・・・こう来たか・・・」
と。
切ない。優しい気持ちと腑に落ちた気持ちとごっちゃになりながら、
やはり、切なさ、やりきれなさが残る。
ネガティブな感情ではないんだけれど。
最初「あんまりだな・・・」と思って読んでいたのが
「やられた〜〜」に変わる気分。
なんだかんだいってもばななさん、すごいわ。