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楽譜のおはなし。


今日も昨日に引き続き、寒いですね!
花冷え、というにはあまりに寒い週末です。

さて、新学期に入り、この春ピアノを始めたお子さんも多くいらしゃると
思いますので少し楽譜のお話しを。

今は昔とちがい、初心者向けの楽譜が充実していますね。
私の教室でも何冊か使い分けてレッスンしておりますが、

私がピアノを始めた頃は

*バイエル(上下)→ツェルニー&ブルクミュラー25番→ソナチネアルバム他
*メトードローズ→ピアノのABC&ブルグミュラ−25番→ソナチネアルバム他

のⅡタイプが一般的ではなかったかなと思います。

上記の教本+併用曲集、といった進行をしたのち、ツェルニー30番、40番50番などの練習曲、
インヴェンション、シンフォニアといったバロック、etcとどんどん続いていくパターンが
多かったように思いますが、同級生に「最初の頃何をやってた(弾いてた?)」という話しに
なりますと、バイエルとメトードローズび両方そ弾いていた、なんて話しが出たりします。
私も両方弾いた口で、どちらもお気に入りの曲がありました。
特にメトードローズは幼いながらもフランスの香りを感じていて、挿絵も含め好きでした。

わたしがピアノを始めた頃はまだ色々な習い事がなく、女の子はピアノかバレエかお絵描き教室、
男の子は+運動系、公文はありましたが、近所の塾に通うのも早くて小学3年生という感じだったので
ピアノを始めたらピアノの練習も大いにしました(させられた)が、遊ぶ時間も沢山ありました。

幼稚園の年長から小学校4年生くらいまでで弾いた教本は
思い出した順に並べますと

バイエル(上下)、メトードローズ、ピアノのABC、ブルクミュラー25番、ピアノのテクニック、
ツェルニー・リトルピアニスト、ツェルニー110番、ツェルニー100番、
コダーイ「ピアノの学校」バルトーク「ミクロコスモス」
バッハ「小プレリュードと小フーガ」や「アンナ・マクダレーナのためのクラヴィーア小曲集」、
バロック小品集、ソナチネアルバム1.2

という感じでしょうか。
途中、先生が代わったりしましたので勉強した本も多めですし、コダーイやバッハは
全曲弾いた訳ではありませんが、これにロマン派含む名曲集の課題も弾いておりましたから、
よほど時間があったのでしょう(笑)。
とは言いましても、休み休み(子供ですから、「お水〜!」とか「トイレ〜!」といって
時間を稼ぐ訳です)練習して2時間ほど。
発表会など必要に迫られると休日は午前午後にわけて練習時間が増えると言う感じで
専門を目指す方から見ると「当たり前」か「少ない」練習時間ですね(汗)。

今のお子さんは色々習い事がある上に学校の帰りも遅い、取り巻く環境も
ちがいますのでなるべくボリュームが少なく、効果的に上達するような教本を
選んでいます。

幼児の入門で良く使用するのは

サーペル社の「よいこ」シリーズやポコの会「みんなのおけいこ」

小学生では
みんなのピアノの本、グローバー、トンプソン、バスティン、ピアノの森、などの
基本となる教本とバーナムや子供用のハノンやツェルニー等のテクニック系、
ブルグミュラーに入る頃には「プレ・インヴェンション」や「バロック名曲集」なども
取り入れて、ロマン派や近代曲などを加えていきます。

この他ピアノ曲は星の数程ありますので、生徒さんによって与える曲も変わってきます。
この組み合わせを考えるのも仕事の一つ。
外出先でついつい楽譜屋さんに立寄り、気がつけばあっというまに時間が過ぎている!ということも
しばしばです。
この作業、家族の者や、知り合いからは「また楽譜屋さん行くの?!」と言われる事も多いですが
結構楽しく、「(仕事だから)行かなきゃ!」と家人には言っておりますが、
実はスキップ気分で出かけているのです(笑)。

おっと、長々と書いてしまいましたが、最後に。

教室では楽譜のコピーはしておりません。
絶版になっているものや、手に入りにくいものなど
まれにコピーして差し上げる事もありますが、
楽譜を購入して一曲しか使わないこともありますが、ご了承下さい。

ほとんどの教本以外の楽譜に「NO,Copy」と印字されている事が
増え、とても悲しく、しかしこうでもしないとやりきれない
出版社の苦渋の決断が伺えます。
皆が買わないから、値段が上がる→高いから買わない という
サイクルを止めたいですよね。

楽譜は財産。
楽譜がおうちの棚に増える度、ピアノの腕が上がっている♪幅が幅が広がっていることに
自信と喜びを感じてもらえたら嬉しく思います。
by endopiano | 2010-04-16 12:24 | ピアノレッスン | Comments(0)

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